2020.04.24

今日は「お食い初め」について書きたいと思います。

 

お食い初め(おくいぞめ)とは、赤ちゃんの生後100日頃に、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、ごちそうを食べる真似をするお祝いです。

百日祝い(ももかいわい)、真魚初め(まなはじめ)、箸揃え(はしぞろえ)とも呼ばれます。

 

お食い初め膳は、鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物の5品を用意します。

 

お食い初め用の食器は、漆器が使われることが多く、男の子用は内側外側ともに朱塗りのもので、女の子用は外側が黒塗りで、内側が朱塗りのものが基本となります。

 

祝い箸は、末広がりの八寸(約24cm)の長さの、しなやかで折れにくい柳で作られた、両端が細くなっているお箸で、縁起が良いとされています。

 

歯固めの石には、「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできますように」という願いが込められています。

 

赤ちゃんに食べさせる真似をする役は、長寿を願う意味から身内で最年長者が行います。

男の子なら男性が、女の子なら女性が行います。

 

食べる真似をする順番は、「赤飯→お吸い物→赤飯→魚・煮物→赤飯→お吸い物」の順で3回繰り返します。

この後、歯固めの儀式を行います。

歯固めの石に、お箸を当ててから、「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いを込めて、赤ちゃんの歯茎に優しく当ててあげましょう。

 

お集りのみなさんで記念の写真を撮って、大人の方たちでお食い初め膳をお召し上がり頂きます。

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